赤ら顔・赤面症・あがり症の違いと共通点。それぞれの改善方法とは? 

赤ら顔・赤面症・あがり症の共通点とは

ひとえに「顔が赤くなって困っている」といっても、いろいろな原因・症状があります。
有名なものとしては「赤ら顔」「赤面症」「あがり症」の3つが挙げられ、程度の差こそあれ、悩みの種になっているかたも多いのではないでしょうか。

それぞれに共通点や違いがありますので、まずは共通点から。
実も蓋もない言い方ですが、いずれも顔が赤くなることがあるという点が3つに共通します。

赤ら顔について

赤ら顔の場合は、(原因は明確ではありませんが)血管の機能異常や神経の機能異常をベースに、下記のなどのような場合に皮膚の毛細血管が拡張したり皮膚が炎症を起こしたりすることで皮膚が赤くなってしまいます。
  • 日光を浴びたとき
  • 暖かい部屋から寒い屋外に出たとき
  • ストレスなどにより自律神経のバランスが乱れたとき

赤面症とあがり症について

赤面症とあがり症

赤面症とあがり症は、どちらも精神的な不安に基づいて顔が赤くなってしまいます。

赤面症の場合は、「社交的な状況」に対する不安によって顔が赤くなります。
なお、社交的な状況というのは、以下のようなときを意味します。

  • 人と話すとき
  • 大勢の前でスピーチするとき

あがり症で見られる症状は、社交的な状況で顔が赤くなるだけでなく、プラスしてこれらの症状がある場合があります。

  • 声や体が震えてしまう
  • 汗をかいてしまう

記載のとおり、赤面症とあがり症は原因と症状について重複する部分がありますね。

社交的な状況で足が震えて顔も赤くなるというかたでしたら、赤面症であり、あがり症でもある、という風にいえるでしょう。

ちなみに、「足が震えて顔も赤くなるけど特に困ってもいないよ!」というかたは赤面症にもあがり症にも分類されません。タフですね。

反対に、社交的状況で見た目には堂々としていても、赤面することに異常に不安をかかえているような場合でも赤面症といわれることがありますよ。

赤面症とあがり症
なお、「あがり症」と「赤面症」は人の性質をあらわす言葉で、精神科領域でもちいられる言葉ではありません。
あがり症と赤面症を全く別の症状として扱う情報が多くのウェブサイト上で見られますが、現在の精神科の概念でいえば、赤面症とあがり症はどちらも精神的な苦痛が大きければ「社交不安障害(social anxiety disorder; SAD)」という疾患に含まれます。
どちらにしても、社交的な状況で、顔が赤くなってしまうことや足が震えてしまうことに対して強い不安を覚えてしまう、という症状ですね。

赤ら顔・赤面症・あがり症の違いとは

赤ら顔・赤面症・あがり症の違い

上で既に説明してしまいましたが、赤ら顔、赤面症、およびあがり症の違いは以下のとおりです。

  1. 赤ら顔は、血管や神経など、体の機能の不調があるところに外部から刺激があることで顔が赤くなります。
  2. 赤面症は、精神的な不安に由来し、主な症状として顔が赤くなります。顔が赤くなることに対して強い不安もあります。
  3. あがり症も精神的な不安に由来し、赤面や足の震えなどの症状があることがあります。それらの症状に対して強い不安があります。
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それぞれの特徴と改善方法

改善方法

赤ら顔の代表的な改善方法

赤ら顔の場合、血管の機能異常や神経の機能異常があることが多いです。
そこに日光や寒暖差のような外部から刺激があることで顔が赤くなりますので、改善方法としては以下のような点が代表的です。

血管や神経の機能を落ち着かせる

睡眠不足やストレスの多い生活は自律神経のバランスを乱れさせてしまいます。

自律神経の乱れは血管や神経の機能を不調にさせて顔の赤みを発症しやすくしてしまいますので、睡眠をしっかりとり、ストレスの少ない生活を送ることで赤ら顔を改善できるかもしれません。

外部からの刺激から皮膚を守る

皮膚が乾燥すると刺激を受けやすくなってしまいますので、化粧水でしっかり保湿してあげることが大切です。

また、赤ら顔に向けた成分が含まれている専用化粧水であれば、さらに高い赤ら顔の改善効果が期待できるかもしれません。

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赤面症の代表的な改善方法

赤面症は精神的な不安に由来する症状で、この2パターンが考えられます。

  1. 不安は感じないものの、どうしても社交的な状況で赤面してしまうことを改善したい
  2. 社交的な状況で不安を強く感じ赤面してしまう。実際には赤面していないのかもしれないが、赤面することが怖い

ケース1では、本人の無意識のところで自律神経が興奮していることが原因ですので、重症の場合は、

  • 無意識で赤面の原因となっている「不安」をカウンセリングで発見し、認知行動療法などによって解消していく
  • 自律神経の過剰な興奮を抑制する手術を受ける
などの治療によって改善が期待できます。

ケース2では、不安が存在していることが明確ですので、

  • カウンセリングで認知行動療法などによって不安に対してアプローチしていく
  • 不安を落ち着かせる薬を処方して治療を行う
などの治療によって改善が期待できます。

認知行動療法
ここで、「認知行動療法」について簡単に説明をしますね。

社交的な状況で強い不安を感じる人は、その状況に対してネガティブな思考を自動的に感じてしまうことが多いといわれています。

認知行動療法とは、そのような考えに目を向けて、そのネガティブな思考と現実のギャップを埋めてあげることで思考のバランスをとってあげる療法です。

あがり症の代表的な改善方法

あがり症も赤面症と同じで精神的な不安による症状です。

ただ、社交的な状況で不安(「あがり」)を強く感じていることが明確ですので、赤面症でのケース2と同じ治療で改善することが期待できます。

そのほかにも、NHKのためしてガッテンであがり症を克服する方法が3つ紹介されていました。

  1. 人前であがるのはみんな同じ。自分だけではない
  2. 事前準備をしっかりしておく
  3. 慣れが必要なので経験数を増やす

まれに人前で話すことが平気な人もいますが、多くの人は緊張してあがってしまいます。
特に大勢の前だと、緊張度も増して当然です。
しかし、それも事前準備がしっかりできていれば、不運な気持ちが軽減されます。
しっかりと準備をしておくことがポイントです。

回を重ねると、徐々に慣れてきます。
これは何事も同じですね。
あがり症だからと諦めずに、自分でできることから始めましょう。

まとめ

ひとえに「顔が赤くなって困っている」といっても、「赤ら顔」「赤面症」「あがり症」などいろいろな原因・症状があります。
赤面症やあがり症の場合、精神的な疾病だと気づかずに生活に不便をきたしてしまう場合もきっと多いでしょう。

そんな症状でも、治療によって改善することが期待されるのです。
最初に1歩ふみだして治療をおこなってみることをおすすめしますよ。
参考情報:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspc1994/9/1/9_1_32/_pdf
http://droll.pw/agara-sekimenn-agari
http://nanba-nagata.com/medical/syakouhuan/sad-treatment/sad-treatment01/
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4361462/pdf/10.1177_0004867414546699.pdf
https://journal.jspn.or.jp/jspn/openpdf/1170060413.pdf

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