赤ら顔や酒さの改善に糖質制限やグルテンフリーが効果的って本当?

糖質制限とは?


「糖質制限」という言葉をよく耳にすることがあると思います。
ダイエットを目的とする場合や、糖尿病などの病気の管理を目的とする場合によく用いられる言葉です。

糖質制限にとくに定義は無く、「ご飯を半分にする」というようなものから、「炭水化物を一切食べない」というような極端なものもあります。
糖質制限の第一人者である一般社団法人 食・楽・健康協会の代表理事を務める山田 悟医師(北里研究所病院 糖尿病センター長)は、「一食あたりの糖質量を20~40 gにする」という糖質制限を「ロカボ」と定義して推奨しています。

グルテンフリーとは?

糖質制限と同じように、「グルテンフリー」という言葉を聞くことも多いと思います。

グルテンとは、小麦のタンパク質に由来するものです。
小麦のタンパク質のうち、大部分をグリアジンとグルテニンが占めます。製粉の過程で、グリアジンとグルテニンが結合して、粘着性と弾性に富むグルテンができあがります。
(余談として、強力粉、中力粉および薄力粉の違いはグルテンの量によるものです)

もちもちした触感やコシをつくるのに必要なグルテンですが、ダイエットや体調の管理を目的として、「グルテンフリー」というグルテンが含まれる食品を一切食べないという食生活がよくメディアで取り上げられています。

糖質制限やグルテンフリーは本当に赤ら顔に効果的?徹底調査

インターネット上で情報を探していると、糖質制限やグルテンフリーが赤ら顔に効果があったという情報が多く見られます。

赤ら顔とは、顔の皮膚の薄い部分の赤みが長く続く状態です。
皮膚の炎症や毛細血管の拡張が赤みの原因ですが、その根本的な原因ははっきりとはわかっていません。
一説では、血管機能の異常や神経機能の異常が原因と考えられていて、最近は免疫機能の異常も原因の一つであると報告されています。

赤ら顔の原因が明確ではありませんので、糖質制限とグルテンフリーが本当に赤ら顔に有効なのかどうか明言することはできませんが、以下の理由によって赤ら顔が改善するものと考えられるかもしれません。

糖質制限が赤ら顔に有効な理由

たとえば、血糖値が慢性的に高い糖尿病の患者さんでは、血糖値を適正な値にコントロールしておかないと毛細血管に障害を生じることが知られています。

もし血糖値が高いことで毛細血管の機能に異常が生じている場合は、糖質制限によって血中の糖分を減らすことによって赤ら顔が改善するかもしれません。

なお、ここでいう「血糖値が高い」というのは、必ずしも糖尿病の治療目標に用いられる血糖値を意味しないことをご理解ください。
血中の糖分による毛細血管の機能異常が赤ら顔の原因となっている場合でも、どの程度まで血中の糖分を減らせばよいのか、明確な目標は示されていません。

グルテンフリーが赤ら顔に有効な理由

グルテンは、小麦アレルギーの有無にかかわらずアレルギー性の疾患を誘発する可能性があることが近年報告され始めました。
アレルギー性の皮膚疾患を対象にした臨床試験では、グルテンフリーの食生活を送ることでアレルギー性皮膚疾患が改善したと結論付けられています。

前述のとおり、赤ら顔の原因の一つが免疫機能の異常と言われていますので、グルテンフリーの生活を送ることで免疫機能が正常化し、それにより赤ら顔が改善するかもしれません。

こんな人には向いている

パスタやパンなどの小麦粉製品や、糖質が多い食事を食べると顔の赤みが増す、という方の場合は、血中の糖分やグルテンが赤みの誘因になっている可能性があります。

そのような場合は、糖質制限やグルテンフリーの食生活が向いているかもしれません。
ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

こんな人には不向き

極端な糖質制限やグルテンフリーの食生活によって、血中の糖分が不足する可能性があります。
糖分は全身を構成する細胞の栄養分になりますので、糖分が不足することは様々な体調不良につながりかねません。
糖質制限やグルテンフリーの食生活にチャレンジすることで体調が悪くなったような気がした場合は、すぐにチャレンジを止めるほうがよいでしょう。

そのような場合は糖質制限やグルテンフリーの食生活は向いていないと言えます。

糖質制限やグルテンフリーで赤ら顔を改善する際の注意点

糖質制限やグルテンフリーの食生活によって赤ら顔が改善する可能性がありますが、体に必要な糖分が不足してしまうことは避けなければなりません。

そこで、糖質制限やグルテンフリーの食生活を実施する場合は、冒頭で紹介した山田 悟医師が提唱する「ロカボ(一食あたりの糖質量を20~40 gにすること)」が一つの目安になります。
これにより、必要な糖分を確保しながら、赤ら顔を改善することができる可能性があるでしょう。

糖質制限やグルテンフリーがよいと聞くと、早く赤ら顔を治したい一心で極端なチャレンジ(お米も小麦粉製品も一切食べない)をしてしまう方もいると思います。
しかしながら、それで体調を悪くしては、治る赤ら顔も治らなくなってしまいますので、そうならないように気を付けましょう。

まとめ

糖質制限もグルテンフリーも、赤ら顔に有効なメカニズムは明確ではありませんが、血管機能の改善や免疫機能の改善が主なメカニズムであると言えるかもしれません。
「ロカボ」を取り入れる等によって体調を維持するのに必要な糖分を確保しながら、糖質制限やグルテンフリーの食生活で赤ら顔の改善にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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